突然ですが、不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリットとデメリットを知っていますか?

不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリットとデメリットを詳しく知っている方は少ないと思います。

そんな方向けにアーキ不動産のスタッフが不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリットとデメリットを詳しく解説します。

すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリット

メリット①売却した代金を購入代金にできる

不動産の売却により得た資金は、以下のような目的に活用できます。

・新しい不動産の購入

・相続税の支払い

・他の資産運用の資金

・負債の整理

建物は築年数が経過するにつれて資産価値が低下します。

そのため、資金を得たい場合は早めに売却を検討することが重要です。

さらに、売却のタイミングが良ければ、購入時よりも高い価格で売却して利益を得ることも可能です。

メリット②資産が分けやすい

相続時の遺産分割や離婚時の財産分与など、資産を分割する必要がある場合、不動産を売却して現金に換えることで分配が容易になります。

不動産は一つの物であり、物理的に分割することができないため、誰か一人が単独で取得する場合には、他の財産で分配のバランスを取るか、取得者が不足分を補填する必要があります。

しかし、不動産を売却して得た現金を分ける場合は、割合通りに簡単に分割でき、不動産の評価額の見積もり方で揉める心配もありません。

メリット③支出を減らせる

不動産を所有していると、毎年固定資産税や都市計画税がかかる他、維持、管理費や修繕費も必要です。

特に居住しておらず賃貸にも出していない不動産は、これらの税金や費用が発生し続けるだけです。

しかし、売却することで代金を得ると同時に定期的な支出を削減することができます。

さらに場合によっては繰り上げ返済したローンの保証料や途中解約した火災保険料の払い戻しも受けられることがあります。

メリット④赤字を抑えられる

家賃収入を目的とした収益物件を購入した場合、ローンを完済してから初めて利益が出るため、長期間保有することが基本です。

しかし、入居率が低く想定した収益が見込めない場合は、売却して資金を回収する選択肢もあります。

アパートやマンションは、築年数とともに価値が下がっていくため、購入時よりも高く売らなければ利益は出ません。

しかし、早期に売却することで、赤字を最小限に抑えることが可能です。

また、金利上昇のリスクを避けることもできます。

不動産を高値で売却するためには、複数社の査定金額を比較することが重要です。

不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するデメリット

デメリット①売却までに時間と費用がかかる

売却には時間と費用がかかることに注意が必要です。

仲介で不動産を売却する場合、希望価格で購入する買主が現れるまで待つ必要があります。銀行のようにすぐに現金化することはできないため、急いで現金が必要な場合は価格を下げる必要があることが多いです。

デメリット②不動産を活用した税対策ができなくなる

財産を相続する際、預貯金よりも不動産の形で相続する方が、相続税の節税に有利です。

これは、不動産の価値を金額で表す「相続税評価額」が、実際の売買価格よりも低くなることが多いためです。

デメリット③不動産をローンの担保にできなくなる

不動産は金融機関から融資を受けるための担保として利用できます。

しかし、売却して手放すとその不動産を担保にしたローンを組むことができなくなります。所有する不動産を担保にすることで、低金利かつ長期間の融資限度額が高いローンを組むことが可能です。

将来必要になる費用やローンを考慮して資金計画を立て、不動産を売却するかどうかを慎重に決めましょう。

不動産仲介業者にマンションの売却を依頼する時のコツ

希望の売却時期と目標額を決める

不動産会社に査定を依頼する前に、希望の売却時期と目標額を決めておくことが重要です。目標額は、住宅ローンの残債や自分で調べた相場価格を目安に設定します。

売却時期は、仲介の場合、媒介契約締結から2〜3ヵ月程度かかることを考慮して決めましょう。

希望の売却時期を明確にすることで、不動産会社はその期間内に売却できるよう最適なプランを考案してくれます。

また、目標額を設定することで、査定価格や売り出し価格を決める際の判断材料となり、販売戦略の立案に役立ちます。

急いで売りたい場合は、仲介ではなく即時現金買取やリースバックのほうが適していることもあります。どの方法で不動産を売却するのかを事前に決めておくことも大切です。

信頼できる不動産会社に査定をお願いする

査定は信頼性の高い不動産会社に依頼することが重要です。

相場とかけ離れた査定価格を提示する悪徳業者も存在するため、不動産会社の信頼性は非常に重要です。

信頼できる不動産会社は、過去の取引事例や市場動向を分析し、客観的な根拠に基づいた適切な査定価格を提示してくれます。

また、買主探しや価格交渉など、売却活動のさまざまな場面で親身にサポートしてくれる不動産会社を選びましょう。

信頼性の高い不動産会社は、ホームページに掲載されている情報や利用者の口コミなどから判断できます。

特に、宅地建物取引業の免許の更新回数が多い不動産会社は、長年の営業実績があり、信頼性を判断する際の一つの目安となります。

物件に瑕疵がある場合は全て伝える

物件に瑕疵(雨漏りやシロアリ被害など)がある場合、査定時に不動産会社に申告することが重要です。

これにより、不動産会社は正確な査定を行い、合法的に販売活動を進めることができます。物件の瑕疵は買主に告知しなければならず、申告しなかった場合、契約不適合責任を負うことになります。

契約不適合責任とは、売買契約時に売主が物件に関する重要な情報を隠した場合に発生する責任のことです。

例えば、雨漏りがあることを隠して売却した場合、買主があとで雨漏りを発見すると、修理費用は売主が負担することになります。

瑕疵を申告すると査定価格が低くなるかもしれませんが、売却後のトラブルを避けるためにも正直に申告することが大切です。

まとめ

今回は、不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリットとデメリットを紹介しました。

不動産仲介業者にマンションの売却を依頼するメリットとデメリットを詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

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